ページタイトル(出島のシイ) サイトのシンボル

画像:出島のシイ_1

画像:出島のシイ_2
名称 出島のシイ (でじまのしい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スダジイ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 茨城県かすみがうら市下軽部(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5440−12−27
 
〃 緯度・経度 北緯36度06分34.7秒
           東経140度20分36.9秒
茨城県指定天然記念物(1958年3月12日指定)
撮影年月日 2006年2月24日(左の画像)
        2015年5月17日(少し大きめの画像)


注1)霞ヶ浦町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による
注3)ここはもと新治郡出島村だったが、1997年4月1日、町制施行により霞ヶ浦町と改称。さらに2005年3月28日、隣接する千代田町と合併してかすみがうら市となった





 下軽部の富士カントリー出島倶楽部(ゴルフ場)の北に真言宗塙山長福寺がある。
 江戸時代には末寺32を数え、「万葉集」研究で知られる僧恵岳も住したことのある名刹だが、明治19年(1886)の火災以来、寺運が衰えた。現在はどうやら無住のようだ。
 山門に向かって左に、スダジイの巨木が立っている。主幹は途中で失われ、背丈は低い。が、残された幾本もの大枝が横に伸び、幅広の樹冠を支えている。
 シイの木の周りを取り囲むように多くの石仏が安置されている。四国88箇所霊場に擬したもので、遠く四国の地まで行けない者は、ここに参ることで、実際に霊場を廻ったのと同様な御利益があると考えたのだろう。
 シイの木は、これらの石仏の背後に位置し、仏さまを拝むと同時に、シイの木を拝むことになる。
 シイの木も、崇敬の対象であったのだと思われる。 
 
ボタン:茨城県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る