ページタイトル:伊達の楡 当サイトのシンボルマーク

画像:伊達の楡 名称 伊達の楡 (だてのにれ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ハルニレ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 北海道伊達市舟岡町
 〃 3次メッシュコード 6340−57−50
 〃 緯度・経度 北緯42度27分49.9秒
           東経140度52分42.8秒
伊達市指定天然記念物(1973年12月27日指定)
撮影年月日 2019年6月15日

注1)北海道の「記念保護樹木」に選ばれたことを示す案内板。北海道が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称は単に「ニレ」
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 国道37号沿いの道の駅「だて歴史の杜」から南南東700mほどのところに集合住宅が建ち並ぶ地区があり、その南側の一角が緑の小公園のように整備されている。左図は、その小公園の中央に立つハルニレ。
 このハルニレは、「百叩きの樹」と呼ばれたこともあるようだ。
 当地の開拓当初、行政権が北海道開拓使に移行するまでの数年間は、かつての亘理伊達藩主伊達邦成が、有珠郡を支配した。その時代の罪人はこの木の傍に据えられ笞を加えられたという。(伊達市教育委員会が設置した「裁きの大樹」と題する案内板による)
 この隣には明治5年(1872)10月開校の有珠郷学校があった(ハルニレの立つ場所も校地の一部だったかどうかは不明)。明治4年10月に開校した札幌の資生館や函館学校とともに、北海道における学校教育の先駆となった教育施設だったようだ。(伊達市教育委員会が設置した案内板による)
 原野だった時代からずっとこの地を見てきたハルニレである。
 このハルニレも、北海道各地に残る、いわゆる「開拓記念樹」の1本なのだろうと思われる。
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