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名称 田峰観音の鳥居杉
(だみねかんのんのとりいすぎ)
名称の典拠 「したらの樹木(一)大木と希少木」(注1)
樹種 スギ
樹高 42m/40m(注2)
目通り幹囲 5.5m/5.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛知県北設楽郡設楽町田峯字鍛冶沢
〃 3次メッシュコード 5237−44−62
〃 緯度・経度 北緯35度03分32.0秒
東経137度31分53.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年3月30日
注1)2007年3月31日に設楽町教育委員会が刊行
注2)上記「したらの樹木」による。いずれも前者が向かって左、後者が向かって右のスギのデータ
設楽町(したらちょう)南部、国道257号(伊那街道)の西の高台に田峯集落があり、その中央付近に田峰観音の通称で知られる谷高山高勝寺(やたかさんこうしょうじ)がある。
設楽町誌によると、文明2年(1470)、集落南東の山上に菅沼定信が田峯城を築城した際、城の鎮護を目的として高勝寺が建立されたらしい(Wikipediaから孫引き)。そのためか、高勝寺の参道は田峯城の方に向いている。
参道石段上部、本堂が建つ平面の少し下に一対の大杉が立ち、鳥居杉と呼ばれている。(寺に鳥居とは、違和感がなくもないが)
上記「したらの樹木」によれば「落雷のために樹勢が弱っているのが心配」とのこと。なんとか元気を取り戻してくれればいいが。
ところで、田峰観音は、毎年2月の大祭で奉納される田楽や歌舞伎で近隣に知られるお寺らしい。田峯田楽は、鳳来寺、黒沢に伝わるものと合わせ、「三河の田楽」として国指定重要無形民俗文化財。また、歌舞伎で使われる「田峯観音の舞台」は文久3年(1863)の建築で、愛知県指定有形民俗文化財。
田楽や歌舞伎が上演される大祭の日には、広大な駐車場が満車になるのかも知れない。 |
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