ページタイトル:大音寺のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:大音寺のクスノキ 名称 大音寺のクスノキ (だいおんじのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1) 今はもっと低い
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県長崎市鍛冶屋町
 〃 3次メッシュコード 4929−07−80
 〃 緯度・経度 北緯32度44分41.2秒
           東経129度52分58.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 浄土宗正覚山大音寺墓地の一角に立つクスノキ。
 寺町通りに沿って並ぶお寺の墓地は、裏山の急斜面を切り開いて造成してあり、高所にある墓へは結構な登りを覚悟しなければならないが、このクスノキは本堂近くにあるので、心配ご無用。
 かつては歴住の墓を背後から守るように、大きな樹冠を広げていたと思われるが、今は、左図の少し上で主幹がすっぱり切断されている。大枝もまったくない。小枝のみの姿である。クスノキに何があったのだろうか。
 しかし、幸い、この状況下での樹勢は悪くなさそうだ。
 大音寺の開創は慶長19年(1614)。開山は伝誉(でんよ)。現在地には寛永年間(1624〜45)に移転したという。(案内板より)
 鎖国下におけるイギリス船の暴挙、いわゆる「フェートン号事件」の責任を取って切腹した長崎奉行松平図書頭康英(まつだいらずしょのかみやすひで)の墓が境内にある。享年41歳。
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