|
|||||
名称 大日堂樅 (だいにちどうもみ) 名称の典拠 「長野県の文化財」(注1) 樹種 モミ 樹高 15m(注2) 目通り幹囲 5.2m(注2) 推定樹齢 600年(注3) 所在地の地名 長野県東筑摩郡筑北村坂北(仁熊)(注4) 〃 3次メッシュコード 5437−57−29 〃 緯度・経度 北緯36度26分31.3秒 東経137度59分05.6秒 坂北村指定天然記念物(1989年3月28日指定)(注4) 撮影年月日 2002年9月22日(左の写真) 2022年9月25日(少し大きめの画像) 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)八十二文化財団HP「長野県の文化財」による 注4)2005年10月11日、東筑摩郡内3村が合併して筑北村誕生。旧行政区は坂北村 大日堂は、慈覚大師創建と伝える古刹岩殿寺(がんでんじ)塔頭の一つで、本尊の大日如来像は国の重要文化財。岩殿寺本堂からは北西に1kmほど離れている。それでいて塔頭だったのだから、往時の岩殿寺の繁栄が偲ばれる。 県道55号線をJR坂北駅から差切峡に向かう途中。ゆるい右カーブの左側にあるので、見落とすことはない。 もとは樹高が30mあったらしい。しかし今は地上10m弱でスパッと主幹が無くなっている。根元には大きな空洞も出来ている。 注1で記した大日如来の案内板には、県道工事を契機に急速に樹勢が衰えた、とある。そういえば、空洞も県道に面した側である。 利便性の追求と、文化財保護を両立させたい、とは誰でも願うことだと思うが、バランスの取り方は難しいものだ。 |
|||||