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名称 台明寺日枝神社のクスノキ
(だいみょうじひえじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 鹿児島県霧島市国分台明寺(注2)
〃 3次メッシュコード 4730−56−25
〃 緯度・経度 北緯31度46分34.8秒
東経130度48分52.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月24日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年11月7日、1市6町が合併して霧島市誕生。旧行政区は国分市
旧国分市中心部から天降川(あもりがわ)の支流郡田川(こおりだがわ)を遡ったところに台明寺(霧島市になってからは国分台明寺)という地名がある。
かつてここに台明寺(だいみょうじ)という天台宗寺院があったらしい(一時期、真言宗だったこともあるようだ)。廃仏毀釈の動きのなかで明治2年(1869)に廃寺となったが、遅くとも11世紀以前には成立していた古い歴史をもつ寺だったらしい。
郡田川をさらに500mほど遡ると、台明寺との深い関係を伝える日枝神社(旧名日吉山王社)がある。境内には南北朝期と推定される五輪塔も残存するそうで、ここが台明寺の旧地だったとする説もあるようだ。(平凡社「鹿児島県の地名」を参考)
その日枝神社の参道脇に左図のクスノキが立つ。
枝にシダなどの着生植物を乗せ、それらが陽光に輝いて美しい。
伝承では島津忠久(しまづただひさ。?〜1227。島津氏の祖)が寄進したクスノキとされているようだが、全体に若々しく、樹齢が800年もあるようには思えない。天智天皇の青葉竹伝説同様、後世の創作ではないだろうか。 |
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