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名称 大樹寺の有楽椿 (だいじゅじのうらくつばき)
名称の典拠 なし
樹種 ウラクツバキ
樹高 8.7m(注1)
目通り幹囲 1.85m(注1)
推定樹齢 400年(注1)
所在地の地名 鳥取県八頭郡八頭町福地(注2)
〃 3次メッシュコード 5334−02−96
〃 緯度・経度 北緯35度24分43.8秒
東経134度19分44.5秒
八頭町指定天然記念物(1979年12月13日指定)
撮影年月日 2016年4月4日
注1)1994年12月に旧郡家町教育委員会が設置した案内板による(合併後、設置者名を八頭町教育委員会に訂正)
注2)2005年3月31日、八頭郡内の3町が合併して八頭町誕生。旧行政区は八頭郡郡家町
有楽椿(ウラクツバキ)という名のツバキがある。花色はピンク色で、普通のヤブツバキに比べると、花が小さい。うつむき加減に半開する様子が控えめな印象を与えるためか、古くから茶人に好まれてきたようだ。
名前については、織田有楽斎(おだうらくさい)がこれを愛したからとの説があるらしい。太郎冠者(たろうかじゃ)と呼ばれることもある。
ウラクツバキは自生種でなく、ヒトが交配によって作り出した可能性が大きいようだ。そのため、私が頼りにする植物図鑑(主に野生植物が対象)には、残念ながら、ウラクツバキについての記述がない。
そのウラクツバキが、八頭町福地の曹洞宗普門山大樹寺境内にある。天然記念物に指定されるだけあって、寺号にマッチした、なかなか姿の良い大樹(ウラクツバキとしては、の話)である。
私が訪ねたのは、4月初旬の雨の日。
花はもう終わりかけていたが、それでもまだ枝のところどころに、少し残っていた。
じっと雨に耐える姿が可憐に思われた。 |
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