ページタイトル:長全寺のナギ 当サイトのシンボルマーク

画像:長全寺のナギ 名称 長全寺のナギ (ちょうぜんじのなぎ)
名称の典拠 「三重の巨樹・古木」(注1)
樹種 ナギ
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 三重県熊野市紀和町長尾(注4)
 〃 3次メッシュコード 5035−67−87
 〃 緯度・経度 北緯33度54分15.1秒
           東経135度57分40.2秒
熊野市指定天然記念物(1965年2月1日指定)
撮影年月日 2019年3月29日

注1)公益社団法人三重県緑化推進協会が作成したウェブサイト。天然記念物指定名称は「長全寺のなぎの木」。熊野市教育委員会が設置した案内板では「長尾長全寺のナギの木」
注2)上記「三重の巨樹・古木」による
注3)熊野市教委が設置した案内板による
注4)2005年11月1日、熊野市に合併。旧行政区は南牟婁郡紀和町





 熊野市の中心市街地の西方12kmほどのところに熊野市の玉置山(777m)が聳え、北山峡を挟んで、そこからさらに14kmほど西には、奈良県十津川村の玉置山(1077m)が聳える。ナギの木がある曹洞宗瀧門山長全寺は、熊野市の玉置山の北西麓、紀和町長尾の集落にある。
 紀伊半島の山地は、とても地形が険しい。紀和町長尾周辺も同じ。
 しかし、先人は、少しでも傾斜の緩い場所を見つけ、石垣を築いて水平面を作り、作物を育ててきた。1340枚もの田が連なるという有名な「丸山千枚田」は3kmほど南。長全寺の眼下にも、やはり棚田が広がる。
 「三重の巨樹・古木」によると、大坂冬の陣(1614)に呼応して起きた北山一揆で、長全寺は焼けてしまったらしい。ナギは再興の際に植えられたのだろうか。(伝説では平重盛が植えたことになっているようだが…)
 訪問時現在、環境省巨樹データでは、三重県第一のナギ巨木である。
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