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名称 長泉院のセンペルセコイア (ちょうせんいんのせんぺるせこいあ) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 セコイア 樹高 41m(注2) 目通り幹囲 5.4m(注2) 推定樹齢 100年(注3) 所在地の地名 神奈川県南足柄市塚原 〃 3次メッシュコード 5239−70−58 〃 緯度・経度 北緯35度17分52.8秒 東経139度06分10.0秒 南足柄市指定天然記念物(1973年1月22日指定) 撮影年月日 2020年2月5日 注2)「日本の巨樹・巨木」による 注3)1988年12月に南足柄市教育委員会が設置した案内板による センペルセコイアというのはセコイア属のセンペルヴィレンスのこと(Sequoia sempervirens)。1属1種なので、「セコイア」と言えばこの種である。 しかし、「セコイア」の名前からは、この樹種でなく、世界一の巨木の森として知られるアメリカのセコイア国立公園(Sequoia National Park)を想像する人の方が多いのではないだろうか。 セコイア国立公園の「セコイア」は、学名で言うところの「セコイア」ではなく、セコイアデンドロン属のギガンテウム(Sequoiadendron giganteum)である。こちらも1属1種なので、本来ならば「セコイアデンドロン」と称すべきところであるが、英語でジャイアント・セコイア(giant sequoia)と呼ばれることもあって、セコイアデンドロンをセコイアだと思い込んでいる人が多い。 この状況は樹種の話をする際に、非常に紛らわしい。 というわけで、本家の方が一歩譲り、種名の一部を頭に付けて「センペルセコイア」と呼ばれるようになったと思われる。(日本だけで通用する呼称? こちらをセコイアメスギ、セコイアデンドロンをセコイアオスギということもある) 北米原産で、大きくなるのが非常に早い。 案内板によると、この個体は、長泉院22代住職大森慧範(おおもりえはん)師が中国天童山参拝記念に植えたという。昭和63年(1988)時点で樹齢100年とあるので、植えたのは明治中期以降ということになろうか。あまりに早く伸びるので昭和30年代に『樹冠を止め』たようだ。 故郷アメリカの先輩たちと比べれば、まだその足下にも及ばないが、日本国内では一番のセンペルセコイア巨木だろうと思われる。 |
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