ページタイトル:長円寺のモクゲンジ 当サイトのシンボル

画像:長円寺のモクゲンジ 名称 長円寺のモクゲンジ (ちょうえんじのもくげんじ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 モクゲンジ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 2.0m(注2)
推定樹齢 160〜170年(注3)
所在地の地名 長野県茅野市玉川(穴山)
 〃 3次メッシュコード 5338−71−76
 〃 緯度・経度 北緯35度59分04.5秒
           東経138度12分16.5秒
茅野市指定天然記念物(1983年4月26日指定)
撮影年月日 2017年4月23日
注1)茅野市教育委員会が1984年1月に設置した案内板では「長円寺のセンダンバノボダイジュ」とされており、天然記念物としての名称もそれと同じだが、ちょっと長過ぎて語感が悪い。私のサイトでは、勝手ながらセンダンバノボダイジュの標準和名であるモクゲンジを使わせていただく
注2)その案内板による
注3)案内板には「およそ百三、四十年」とあったが、設置後30年あまりを過ぎたので、その数値に30年を加えた





 弓振川(ゆみふりがわ)右岸、県道196号(神ノ原青柳停車場線)に参道を開く真言宗智山派清龍山長円寺を訪ねた。(正式な寺号は長圓寺だが、通例に倣い、ここでは長円寺と表記する)
 参道途中の百観音像を横目に見て、まずはモクゲンジへ。
 天然記念物のモクゲンジはその先を曲がったところ。本堂と斜めに向かい合うような位置に立っていた。
 葉の無い季節のモクゲンジを同定することができるかどうか。一抹の不安もあったが、案内板があってひと安心。
 案内板に記されたモクゲンジの幹囲は、2.04m。
 案内板の設置から30年以上を経て今はもっと大きいだろうが、それでも幹囲2mを少し超えた程度。一般的な意味では巨木と呼べない。巨樹探訪を始めた頃の私なら、見向きもしなかっただろう。
 しかし、大きくなりやすい樹種、なかなか大きくなれない樹種があるなかで、後者に属するにもかかわらず、精一杯大きくなった木にも感動を覚えることが出来るようになって、考えが少し変わった。
 全国的に見てもモクゲンジの巨木が極めて少ないなかで、これだけの大きさは貴重である。しかも、弱々しい老体ではなく、しっかり樹形を保っている。すばらしいモクゲンジだと思う。一種の尊敬の念を覚えたと言っても過言ではない。
 いつまでも元気でいてほしいと思う。
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