ページタイトル:長栄寺のヒイラギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:長栄寺のヒイラギ 名称 長栄寺のヒイラギ (ちょうえいじのひいらぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヒイラギ
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 3.8m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県雲仙市国見町神代丙(こうじろへい)(注3)
 〃 3次メッシュコード 4930−22−31
 〃 緯度・経度 北緯32度51分53.0秒
           東経130度16分00.7秒
長崎県指定天然記念物(1949年5月20日指定)
撮影年月日 2015年3月24日

注1)1987年2月18日に長崎県教育委員会と国見町教育委員会が連名で設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2014年調査)による
注3)2005年10月11日、南高来郡の7町が合併して雲仙市誕生。旧行政区は南高来郡国見町





 島原鉄道「神代町(こうじろまち)」駅から、駅裏で神代川の本流に合流する支流(河川名未確認)の右岸沿いに南へ800mほど遡ったところに、真言宗御室派慈雲山長栄寺がある。
 昭和24年(1949)5月20日、境内のヒイラギが長崎県から天然記念物指定を受けた。
 案内板に、ヒイラギは「本州並びに四国の山地に自生し、庭園樹として珍重」されるとあったが、平凡社「日本の野生植物」や「牧野新日本植物図鑑」では、本州(関東以西)・四国のほか九州・台湾にも自生するとしている。
 本堂(?)のすぐ横に立つこのヒイラギも、庭園樹として人の手で植えられたものであろうが、本州や四国でなく、もとからの九州産なのではなかろうか。
 なかなか立派なヒイラギである。
 長く伸びた元気な枝を多くつけ、形の整った丸い樹冠を戴いている。根元回りがすっきりしているのも良い。
 九州に於けるヒイラギの名木だと思われる。
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