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名称 鎮西村のカツラ (ちんぜいむらのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 13.0m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 福岡県飯塚市建花寺(けんげいじ)字舞山
〃 3次メッシュコード 5030−34−89
〃 緯度・経度 北緯33度39分21.6秒
東経130度37分16.8秒
国指定天然記念物(1934年12月28日指定)
撮影年月日 2015年4月4日
注1)1994年1月31日に飯塚市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
樹名の鎮西村は、かつてここにあった村の名前。東京オリンピックの前年、昭和38年(1963)に飯塚市に合併して、自治体としての鎮西村は消滅した。
その名を受け継ぐカツラである。
案内板によると、もとは幹が13本あったらしい。(遊歩道入口にある1974年設置の案内板には「十五本程」と書かれている) しかし、平成4年(1992)の台風10号で、そのうち4本が倒伏。9本になった。
それ以後の経過については案内板に何も書かれていないが、その後も次々に支幹が失われたようで、今は、スカスカした寂しい姿になってしまった。
実は、鎮西村のカツラへは、2011年7月にも訪ねて来たことがあった。その時は、道が崩れて通行不能となり遊歩道入口で断念。今回が、再度の訪問である。
建花寺川(けんげいじがわ)の源流に向かって上りつめて行くと、少し広い駐車スペースが有り、そこからさらに100mほど進んだ所に遊歩道の入口がある。
遊歩道部分は、ごくゆっくり歩いて、カツラまで約15分。迷うような場所はない。やがて、正面にカツラが見えてくる。
シダレカツラを除き、普通のカツラとしては最も早い時期に国から天然記念物指定を受けたカツラである。中央部を失ってしまったのが、重ね重ね残念に思われる。 |
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