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画像:智満寺のクスノキ(仁王門脇のクスノキ)
 仁王門脇のクスノキ(目通り7.0m)

画像:智満寺のクスノキ(鐘楼脇のクスノキ)
 鐘楼横のクスノキ(目通り6.6m)
名称 智満寺のクスノキ (ちまんじのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m/19m(注1)
目通り幹囲 7.0m/6.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県島田市千葉
 
〃 3次メッシュコード 5238−21−63
 
〃 緯度・経度 北緯34度53分27秒
           東経138度09分43秒(注2)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年12月25日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による。いずれも前者が仁王門脇のクス
注2)これは上図のクスノキの位置





 国指定天然記念物の十本杉であまりにも有名な千葉山智満寺だが、十本杉以外にも目通り6mを超す巨木が3本ある。
 そのうち、県指定天然記念物だったイチョウ(目通り6.9m)は、平成12年(2000)6月30日に倒れてしまったが、ほかにもまだ2本の大クスノキが残っている。
 1本は参道を上ると、向かって左側、仁王門の脇に立っている。急斜面に立ち、少し斜めに傾いて伸びている。根元には空洞があり、野生のミツバチが巣くっているようだ。
 もう1本は鐘楼の脇。公衆トイレの横に立っている。枝を切り落とした痕だろうか、黒々と大きな瘤をつけている。
 いずれにも細い注連縄が巻かれている。霊木扱いの特別な木なのだ。しかし、これらのクスノキに注目する参詣者はあまりおられないようだ。
 12月も末というのに、境内にはまだ紅葉が残っている。下草のヤブミョウガやシャガの葉もまだみずみずしい。
 寒い日だったのだけれども、早い大雪に見舞われた地から、本州の脊梁を越えてやって来た者には、この地は南国に思える。
 この地方でしっかり大きくなるクスノキも、私の地方では育たない理由が、よくわかった気がした。
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