ページタイトル:近津鹿嶋宮のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:近津鹿嶋宮のクスノキ 名称 近津鹿嶋宮のクスノキ
    (ちこうづかしまぐうのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 熊本県熊本市西区松尾町近津(注2)
 〃 3次メッシュコード 4930−14−69
 〃 緯度・経度 北緯32度48分21.8秒
           東経130度36分40.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月6日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2012年4月1日、政令指定都市への移行に伴い、住所表示が一部変更された





 坪井川が島原湾に注ぐ河口から、海岸線沿いに1kmほど北にあたるところが近津である。近津では、奥行き1kmほどの小さな平野の縁をかたどって家々が並ぶ。そのなかに鹿嶋宮もある。
 クスノキは、鳥居の先。拝殿に向かって左手前。
 全体に外側に傾き、枝もそちら側に偏っていて、非常に重量バランスが悪そうだ。樹勢の良さが、この状況を持ちこたえている感じ。
 ところで、近津は、新羅の海賊に悩まされた時期があったらしい。「神馬石」の説明によれば、西暦893年(寛平5年)、当時の貿易港近津が襲われた。そこで、再び侵略を受けぬよう、武神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)を勧請して、守ってくれるよう祈った。これが鹿嶋宮の起源という。
 このクスノキが知らない、遠い昔のことだと思われる。
 
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