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画像:智光寺のカヤ

画像:智光寺のカヤ(幹と並ぶ)

画像:智光寺のカヤ(根の模様)
名称 智光寺のカヤ (ちこうじのかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 山梨県笛吹市境川町藤垈(ふじぬた)(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5338−24−99
 
〃 緯度・経度 北緯35度35分00.8秒
           東経138度37分07.6秒
山梨県指定天然記念物(1970年10月26日指定)
撮影年月日 2004年8月26日

注1)1973年3月1日に山梨県教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)平成16年(2004)10月12日、周辺6町村が合併して笛吹市誕生。旧行政区は東八代郡境川村





 旧境川村役場の南800mほどの山裾に、曹洞宗智光寺がある。
 案内板によれば、智光寺は、天喜5年(1057)の創立と伝えられる古刹。本尊の虚空蔵菩薩(県指定文化財)については、これを行基作とし、武田氏の祖、新羅三郎義光が智光寺にもたらしたとする伝説があるようだ。同様の伝承は各地に伝わっているが、いずれも身近な寺を誇りたいという気持ちから生じた言い伝えであろう。この虚空蔵菩薩も、胎内銘により、正しくは鎌倉時代の建長6年(1254)に造像されたことがわかっている。
 大カヤは、石段の上方、鐘楼門に向かって左手に立っている。少し斜めに傾いているが、単幹で姿の良い巨木である。樹勢も良さそうで、石段上部の石組を大きくめくり上がらせている。
 しかし、何といっても、目をひかれるのは、その素晴らしい根張りであろう。幹の下部からカーブを描いて地表を覆っている根は、まるで浮き上がった太い血管のように見える。その全周は35mにも及んでいる。
 果実もたくさん実り、案内板によれば、平年で5俵前後のカヤの実が穫れるという。
 
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