ページタイトル:智子神社のモミ 当サイトのシンボルマーク

画像:智子神社のモミ(幹と並ぶ) 名称 智子神社のモミ (ちごじんじゃのもみ)
名称の典拠 なし
樹種 モミ
樹高 44m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県上伊那郡辰野町伊那富小横川
 〃 3次メッシュコード 5337−77−97
 〃 緯度・経度 北緯35度59分50.2秒
           東経137度58分06.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年12月14日

注1)環境省巨樹データベース(2021年計測)による
注2)高地側地表面から1.3mの高さで幹囲を実測(左図で私の胸の高さ)





 国道153号「小横川入口」信号交差点から小横川川(こよこかわがわ)の谷を遡る。
 国道と別れて約1.8km。やがて右手の斜面に、姿の良いモミの樹冠が見えてくる。それが標記のモミだ。
 このモミは辰野町指定保存樹木第16号で保存樹指定名称は「智子神社のご神木」。訪問時には注連縄をつけていなかったが、智子神社の神木とされているようだ。
 上記幹囲データは環境省の巨樹測定要項通りに高地側地表面(私が立っているところ)から1.3m上方で測ったもの。実測値は514cm。
 しかし、いつも思うのだが、水平な地面に立つケースと比較するには、高地側でなく、幹の中心線が立つ場所の地表面を基準に測った方が公平なような気がする。それが「巨木学」の宮誠而さん提唱の「M式」で、軸をどう考えるか主観が入ってしまう難点があるものの、測定者によって数値にばらつきが出たとしても、より実感に近い数値が得られるのではないかと思っている。(M式で測った値は542cm)(注3)
 モミは、本殿背後の森の中。
 モミの近くに立とうと思ったら、道の無い斜面を登らなければならない。お訪ねになる際はそのおつもりで。

注3)環境省方式は、巨木がそこに立つことによって、上から流れてきた土壌を堰き止め、また積もった落葉が腐葉土化されて、高地側地表面が時間と共にだんだん高くなってゆくことを考慮していない不都合もある。(このモミでもそうだが、巨木が立つ場所の高地側と低地側で斜面勾配が異なるのはその証拠)
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