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名称 茶屋の桜 (ちゃやのさくら) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 不明 目通り幹囲 3.2m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 福島県福島市渡利字鍛冶ヶ原 〃 3次メッシュコード 5640−44−90 〃 緯度・経度 北緯37度44分51.9秒 東経140度30分22.6秒 福島市指定天然記念物(1960年12月7日指定) 撮影年月日 2021年4月6日 注2)まったくの目分量。3mより大きく3.5mより小さそうだ。どちらかというと3mに近いかな、ということで3.2mとしてみた(いい加減で申し訳ない) 阿武隈川右岸、花見山がある渡利地区から十万劫山(じゅうまんごうやま、429m)の北を通って東に向かう県道がある。県道308号(山口渡利線)だ。 その途中に茶屋という集落があり、人工の溜池を中心とした茶屋沼公園もある。茶屋の桜もその辺りにあるのだろうと思っていたが、違った。 茶屋沼から県道を東に約600m走ると板山集落方面への分岐がある。茶屋の桜が立つのは、そこを右折して150mほどの路傍。字名は茶屋でなく、鍛冶ヶ原。 「さくら紀行」によれば、今は生活道路となったこの道はかつての中村街道で、桜が立つ場所には昭和16年(1941、真珠湾攻撃の年)頃まで、実際に旅人向けの茶屋があったそうである。 桜は全体に傷みが目立ち、往年に比べ、規模もずいぶん小さくなってしまったと思われる。 でも、花の季節になれば、他の桜たちに負けまいと懸命に花を咲かせる。樹冠は小さいが花つきは悪くない。 満開を過ぎていたが、十分に美しかった。 |
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