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名称 麻績の里舞台桜 (おみのさとぶたいざくら)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 エドヒガン
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県飯田市座光寺(宮ノ前)
〃 3次メッシュコード 5337−26−38
〃 緯度・経度 北緯35度31分59.5秒
東経137度51分14.5秒
飯田市指定天然記念物(2011年3月22日指定)
撮影年月日 2014年4月11日
注1)八十二文化財団のウェブサイト「信州の文化財検索」による
元善光寺の近くに、平成9年(1997)に復元された長野県宝「旧座光寺麻績(おみ)学校校舎」がある。
案内板によれば、明治6年(1873)に建てられた、県下で最も古い学校らしい。変わっているのは、農村歌舞伎の舞台と併用できるよう作られたことで、正面1階は歌舞伎舞台、2階が教室だった。
その前庭に立つのがこの桜である。舞台桜の名は、歌舞伎舞台からもらったものだろう。
基本種としてはエドヒガンの枝垂れ形なのだが、花弁数が不安定で5〜10枚くらいになる。「半八重枝垂れ紅彼岸桜」の名がついているという。
薄紅の可憐な花を付けて、樹形も良く、立地場所もなかなか。花期にはたくさんの見物客が訪れる。
私もその一人。
この年、各地で桜の開花と晴天が重なり、花見には絶好の日和が続いた。この日もこの後、抜けるような青空になるのだが、その代わり、早朝は放射冷却の影響でずいぶん冷える。南信の山間部は氷点下の気温となった。
訪ねたのは、朝8時を少し過ぎた頃、肌寒さは続いていたが、巨樹探訪ではそんなことは苦にならない。しかし、いつまでも朝雲が去ってくれないのには困った。
この後の予定もあったので、後ろ髪を引かれながら舞台桜と別れたが、くすんだような花色しかお伝えできなくて残念である。 |
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