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名称 仏供石のたぶの木 (ぶくいしのたぶのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 タブノキ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 4.6m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 熊本県菊池市旭志麓(きょくしふもと)字鎧石(よろいいし)
〃 3次メッシュコード 4930−37−32
〃 緯度・経度 北緯32度56分54.3秒
東経130度54分33.1秒
菊池市指定天然記念物(1992年10月23日指定)
撮影年月日 2026年3月16日
注1)2009年3月に菊池市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)「くまもとの老樹名木ガイド資料」による
注3)2005年3月22日、菊池市に合併。旧行政区は菊池郡旭志村
阿蘇北外輪山の一峰鞍岳(1118m)の西側中腹、山頂からの直線距離2km強のところに、「四季の里 旭志」があった。阿蘇の自然環境を活かした野外ステージ、宿泊施設、動物園等を供えたレジャー施設だったようだ。
過去形で書いたのは、現在、長期休業中だからである。
私が訪ねたのは長期休業に入る6日前。休館日だったこともあって人の姿はほぼ無し。人がいるはずの場所に姿が見えないのは、人工物のない自然に包まれているときよりも寂寥感が増幅するように思った。
その「四季の里 旭志」の北に隣接して伏石(ぶくいし)観音堂があり、その前に左図のタブノキが立つ。(観音堂の位置は、緑資源幹線林道菊池・人吉線と林道新山1号線の交差点の北西)
伏石は、一部が地上に出ているが根元が地中に深く埋まっている石のことだろう。全国各地でときどきその名を耳にする。
一方で、仏様への供え物を御仏供様(おぶくさま)と呼ぶことがある。同じ「ぶく」の音から「仏供」の文字を当てたのだろう、タブノキの案内板では「仏供石観音」と表記している。名称の不一致について、あまり気にしない土地柄なのだろうか。
それは、タブノキについてもそうで、天然記念物としての名前は標記の通りだが、「くまもとの老樹名木」登録名称は「仏供石の椨」、「ふるさと熊本の樹木」登録名称は「馬頭観音のタブ」とさまざまである。(注4)
それはともかく、タブノキの樹勢があまり良くない。半身はもう枯死していると言ってもよさそうだ。
主幹からは想像できないような大枝の太さだ。今でもなかなかの姿だが、これらがすべて健全だったときはさぞ見事だったことだろう。その頃に会ってみたかった。
半身は生きていて、葉を多くつけている大枝もあるのだが、そろそろ支柱が必要なように思う。
葉が多いということはそれだけ重量もかさむということだ。大枝の付根に掛かる負担も大きくなる。
タブノキの回りには占有空間が広く確保され、また周囲を人工林が遠巻きに囲んでタブノキを強風から守っている。
この様子から、今まで大切にされてきたことはよくわかる。
それだけに少々心配なのである。
部外者が口を挟むべき問題でないことは承知しているつもりだが。
注4)昭和56年3月12日、「ふるさと熊本の樹木」に登録されたが、令和7年版一覧表に名前がないことから、その後登録を抹消されたようだ |
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