ページタイトル:美鹿の神明杉 当サイトのシンボル

画像:美鹿の神明杉

画像:美鹿の神明杉_2
名称 美鹿の神明杉 (びろくのしんめいすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 6.8m(注2)
推定樹齢 920年(注3)
所在地の地名 三重県桑名市多度町美鹿(村中)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5236−54−66
 〃 緯度・経度 北緯35度08分39.9秒
           東経136度34分45.9秒
三重県指定天然記念物(1943年4月22日指定)
撮影年月日 2009年7月20日

注1)1994年3月に多度町教育委員会が設置(市町村合併後、桑名市教育委員会の名に訂正)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)案内板に、天然記念物指定時に推定した樹齢が860年だとしてある。それからの経過年数を加えて920年としたが、ちょっと大きすぎる数値のようだ
注4)2004年12月6日、桑名市に合併。旧行政区は桑名郡多度町





 割竹で囲まれていてよくわからないが、恐らく2本の融合木である。仮りに1本あたりで考えれば、目通り約4m。樹肌の様子を見ても、とても900年もの樹齢になるとは考えにくい。
 しかし、樹齢はどうあれ、この地において、人々から崇敬の対象とされている大杉のようだ。
 神明杉は、旧多度町の山間(やまあい)、集落の外れに位置する神社境内に立っている。
 神社の祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)。いわゆる「お神明さん」であるから、神明杉という名もそこから来たものだろう。しかし、現在の社号は神明社ではなく、大杉神社となっている。
 普通、大杉を主体として祀る場合には、社殿を建て直す際に、大杉の位置が本殿の真後ろになるよう建てることが多い。
 ここではそうなってはいないが、大杉神社の名は、この神明杉なくして考えることができそうにない。
 神社の社号を変えさせるほど、人々から思いを寄せられた大杉だということなのだと思われる。
 
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