|
県文化財の山門と別院大杉 |
|
名称 別院大杉 (べついんおおすぎ)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 スギ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県南砺市城端西上(注3)
〃 3次メッシュコード 5436−67−12
〃 緯度・経度 北緯36度30分56.9秒
東経136度54分05.5秒
城端町指定天然記念物(1988年12月7日指定)(注3)(注4)
撮影年月日 2004年2月21日
注1)旧環境庁が1991年に刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)平成16年(2004)11月1日、8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は東礪波郡城端町
注4)「善徳寺の境内林」として寺叢全体が指定された。この大杉のほか、目通り5.7mのケヤキや、4.1mのツガなどもある
廓龍山善徳寺は真宗大谷派の名刹。
「全国寺院名鑑」によれば、文明4年(1472)、蓮如が北陸巡錫の折り、加賀越中国境の砂子坂に一宇を建立、蓮真(綽如の第4子周覚の孫)に付託したのが当寺の起源という。永禄2年(1559)、礪波郡福光町に移転。元亀3年(1572)城端の土豪荒木大膳の寄進により、その城跡に移して今日に至った。本堂・山門・鐘楼など、多くの伽藍が富山県文化財に指定されている。
山門横に立つ大杉は頂部を失い、樹勢は衰えつつある。根元の様子では、空洞もできていそうだ。
大杉と山門は、そう違わない時代に形を得て、ともに共通の時間を過ごしてきたと思われる。「また若いのが眺めに来たか」などと、言葉を交わし合っているようにも思われる。
※2023年10月3日から4日にかけて伐採された。幹の腐朽が進んだためという。(富山新聞のウェブ記事による)(2023/10/19追記) |
|