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注1)徳島県教育委員会と美馬市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)。なお、クスノキの根元には「別所大クス」と記した標柱(脇町教育委員会が1995年3月1日に設置)もあるが、標記のように、「の」のある方が正式な天然記念物指定名称である
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年3月1日、美馬郡内の3町1村が合併して美馬市誕生。旧行政区は美馬郡脇町
小島橋北詰から600mほど下流側の吉野川左岸、堤防のすぐ下に、遠くからよく目立つ大きなクスノキが立っている。(上図は堤防上から撮影)
すぐ隣には、見学者のための専用駐車場もある(クスノキの見学目的以外の駐車は禁止する旨の注意書きが掲示されている)。市民が誇りにしている大クスノキなのだ。
クスノキに守られるように、根元に小さな祠がある。案内板によると、この祠に祀られている神様はタヌキだとか。
タヌキの名は楠藤兵衛(くすのきとうべえ?)。この藤兵衛ダヌキは火術の名手で、夜更けになると大クスの近くで盛んに花火をあげていた。日清・日露の両戦争に従軍して、得意の火術で味方を助けたとも伝えられているらしい。その後の戦争に登場しないところをみると、クスノキの近くで花火を揚げることもなくなったのだろう。
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