ページタイトル:別府のオニグルミ ロゴ:人里の巨木たち

画像:別府のオニグルミ 名称 別府のオニグルミ (べっぷのおにぐるみ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 オニグルミ
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 3.8m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県須坂市小河原
 〃 3次メッシュコード 5538−02−14
 〃 緯度・経度 北緯36度40分46.7秒
           東経138度17分58.3秒
須坂市指定天然記念物(1986年10月17日指定)
撮影年月日 2015年10月12日

注1)1999年9月に須坂市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 上信越自動車道小布施パーキングエリアの西で、支流の八木沢川が本流の千曲川に合流する。
 合流点の近くに、小島、相之島、豊島、沼目などの地名が見られる。昔、このあたりは、千曲川が氾濫を繰り返して作った湿地だったのではあるまいか。
 右岸側に低い段丘崖があり、その上面は、東に向かってごく緩やかな勾配で登っている。八木沢川の一つ下流側の支流、松川が作った扇状地である。
 標記のオニグルミが立つのは段丘崖のすぐ下。長野電鉄「北須坂」駅のほぼ西にあたる。
 個人の所有物であるが、自由に見学させていただけるようだ。(感謝) オニグルミへの直行通路もある。
 オニグルミ自体は各地で普通に見られ、馴染みのある樹種だが、これほどのオニグルミには滅多にお目にかかれない。
 写真ではわからないが、この反対側(裏側)では幹が大きく削げている。大枝が折れた時に受けた損傷だろうか。そのためかどうか、残る大枝も全て根元から伐採された。須坂市公式サイトの「信州須坂のおたから」によれば、往時よりも一回り小さくなったそうである。
 しかし、訪ねてみて、思ったより元気が良さそうだった。現在の樹冠はすべて若枝によるものだが、すでに丸みを帯びている。
 このまま順調に回復し、かつての姿よりもさらに大きくなることを期待したい。 
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