ページタイトル:馬頭観世音のケヤキ サイトのシンボル

画像:馬頭観世音のケヤキ

画像:馬頭観世音のケヤキ(幹と並ぶ)
名称 馬頭観世音のケヤキ
    (ばとうかんぜおんのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福島県会津若松市高野町木流
 
〃 3次メッシュコード 5639−27−43
 
〃 緯度・経度 北緯37度32分37秒
           東経139度54分54秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年10月6日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 国道121号の「木流」バス停近くから、東に少し入ったところに、馬頭観音堂がある。
 小さな御堂を想像していたが、広い境内と仁王門を備えた観音堂であった。
 昭和43年(1968)、祝融に見舞われたらしい。現在の御堂は鉄筋コンクリート製。
 目指すケヤキは、向かって左手の林内に立っていた。
 6.4mの目通りデータに期待していたのだが、いまは御覧の有様。中心部が朽ち果てて、皮の一部が残るのみ。
 内部まで充実した姿を、脳裏に描いてみた。全盛期には四方に大きく根を張り出し、中天高く緑の屋根を掲げていたことだろう。
 まさに諸行無常である。
 しかし、それが世のありようなのだ。一喜一憂しても始まらない。こんな姿になっても、私は寿命が尽きるまで頑張るさ。
 そんな声が聞こえてきたようにも思った。
 標記の樹名は、仁王門の手前に立つ「馬頭觀世音」と彫られた石柱からいただいた。
 
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