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名称 茨島のトチノキ (ばらじまのとちのき) 名称の典拠 「あおもりの文化財」(読み方も) 樹種 トチノキ 樹高 24m(注1) 目通り幹囲 6.0m(注1) 推定樹齢 800年(注2) 所在地の地名 青森県三戸郡階上町赤保内字茨島 〃 3次メッシュコード 6041−54−28 〃 緯度・経度 北緯40度26分27.1秒 東経141度36分09.7秒 青森県指定天然記念物(1955年1月7日指定) 撮影年月日 2005年8月1日(左写真) 2013年8月26日(少し大きめの画像) 注2)現地の立札による(設置者及び設置年月不詳) 茨島集落のなかほど、個人のお屋敷の敷地内に立つトチノキ。背の高い木で、近くまで行けば、すぐわかる。 上記「あおもりの文化財」によれば、この家の祖先が植えたものだという。 祖先がこの地に落ち着いた際、ここにはイチョウかカツラの大木があった。これが自然に枯死したところ、家に不幸が続いた。神託を聞いたら、実のなる木を植えよとのご託宣だったため、植えたトチノキがこの木である。と、こんな内容が掲載されている。 全体に大枝がまだ沢山残っているが、低い所から出た1本の横枝がすばらしく長い。地を這うように横に長く伸びている。その枝を含め、たくさんのトチノミをつけている。 近くで、道路の落葉掃きをしておられた方があったので、近づいてお話を伺ったところ、ちょうどこの家のご主人だった。 「ずいぶんたくさん実をつけていますね」との話題には、これでも今年は不作なのだとおっしゃる。昨年はもっとたくさん実ったとのこと。ちょっと驚いたが、これだけの樹勢をみれば、納得できなくはない。 数年前の台風で、北側に伸びていた大枝が折れたそうである。ずいぶん太い枝だったので、建物が壊れて大変だったらしい。 やっかいなドラ息子ではあるが、可愛い家族でもある。そんなところなのではあるまいか。樹下に1本も雑草を生やさぬ丹精に、この木にかける愛情が感じられた。 |
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