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名称 馬場山のアカマツ (ばばやまのあかまつ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 アカマツ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 700年(注2)
所在地の地名 青森県青森市浅虫(馬場山国有林)
〃 3次メッシュコード 6140−27−60
〃 緯度・経度 北緯40度53分24秒
東経140度52分20秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年8月20日
注1)林野庁「森の巨人たち百選」に選ばれた際の名は「馬場山アカマツ巨樹」。どうもしっくり来ないので、私のサイトでは標記の名で呼ばせていただくことにした
注2)青森県農林水産部林政課刊行の「青森県里山の巨樹・古木マップ」による
国道4号の道の駅「ゆーさ浅虫」の背後の山は、「森林浴の森100選」に選ばれた浅虫温泉森林公園である。標記のアカマツは、この森林公園内に立っている。
と言っても、公園は広く、遊歩道の総延長は10kmほどもある。起伏のある遊歩道をすべて踏破するには、かなり時間がかかる。ルートを選ぶことが必要だ。このアカマツに会いに行くだけなら、浅虫ダムから登るのが良い。
家々を縫ってダム(人造湖の名は「ほたる湖」)に至るまでの道は狭いが、ダムの右岸側には広くて立派な駐車場がある。その駐車場の一角に登山口が開き、「馬場山アカマツ巨樹」と書いた標柱が立っている。近くには森林公園の散策路を示す地図も設置されている。
駐車場からアカマツまでは600m弱。いつも通り、スキー用ストックにクマ除けの鈴を付け、歩き始めた。
最初の200mほどは、一気に登る。訪問時は木の階段がまだ新しく、登りとはいえ歩きやすかった。
息が切れかかる頃、稜線部に到着。あとは緩やかな起伏。道は一本道で、間違えることはない。森は、アカマツと落葉樹の混成林。落葉樹はいずれも樹齢が若そうだ。路傍に咲くヤマジノホトトギスやキノコ(種名不詳)の写真を撮りながら、ゆっくり進む。道草ばかりのこのペースでも、アカマツまで約20分。
さすがに「森の巨人」に選ばれるだけあって、このアカマツは別格。神が宿ると考えられたものか、注連縄も巻かれている。
ロープがあって近づくことができないが、離れて見ても、その力強さは伝わってくる。
2000年の環境省フォローアップ調査時点では、幹の太さが6.5m以上のアカマツが全国に8本あることになっている。しかし、そのうちかなりの数が枯死してしまった。
いまや、日本では貴重なアカマツ巨樹なのである。 |
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