ページタイトル:馬場瀬のヤマボウシ 当サイトのシンボルマーク

画像:馬場瀬のヤマボウシ 名称 馬場瀬のヤマボウシ (ばばせのやまぼうし)
名称の典拠 「八戸の樹木めぐり(改訂版)」(注1)
樹種 ヤマボウシ
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 2.3m(注2)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 青森県八戸市南郷市野沢字馬場瀬
 〃 3次メッシュコード 6041−53−05
 〃 緯度・経度 北緯40度25分13.1秒
           東経141度26分40.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年7月24日

注1)書籍として刊行されたが、現在は入手不可。ただし八戸市公式ウェブサイトから内容を閲覧できる
注2)上記「八戸の樹木めぐり(改訂版)」による





 八戸市街から国道340号を南下。国道が八戸自動車道を跨ぐ地点の450mほど手前、中ノ沢方面への市道分岐点(三叉路)に左図のヤマボウシが立つ。
 ヤマボウシは山法師の意で、牧野富太郎博士は、丸い蕾(つぼみ)の集まりを坊主頭に、白い総苞をそれの頭巾に見立てたのではないかと想像している。各地の山野に普通に見られる落葉高木で、学名はCornus Kousa。ハナミズキと同属。種小名のKousaは、神奈川県箱根地方ではヤマボウシをクサと呼ぶことからの命名らしい。(「牧野新日本植物図鑑」による)
 白い総苞片はまるで花弁のように見えて美しく、秋には丸くて赤い実をつけ、また紅葉も美しいことから、庭木として植える人も多い。
 従ってヤマボウシを知る人は多いと思うが、ヤマボウシがこんな姿になることを知る人は少ないのではないだろうか。
 かく言う私もその一人で、近づいて幹の詳細を観察したとき、にわかには信じられなかった。「これがヤマボウシだとは!」
 幹囲2.3mでも、こんなに驚かせてくれることがあるのだ。これも巨木探訪で面白いことの一つである。
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