ページタイトル:阿主南寺の大杉 当サイトのシンボルマーク

画像:阿主南寺の大杉(幹と並ぶ) 名称 阿主南寺の大杉 (あずな(ん)じのおおすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県島田市身成(みなり)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5238−30−38
 〃 緯度・経度 北緯34度56分46.3秒
           東経138度06分07.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月4日

注1)川根町巨樹の会による(2008年1月測定?)
注2)環境省巨樹データベースによる
注3)2008年4月1日、島田市に合併。旧行政区は榛原郡川根町





 大井川鐵道抜里(ぬくり)駅から直線距離で東南東に約1.5km。大井川とその支流身成川(みなりがわ)を隔てる山稜の稜線上、標高400mほどのところに慈眼山阿主南寺がある。
 案内板によれば名僧行基(ぎょうき)が神亀5年(728)に開山したとの伝承を持つ山寺である。(Wikipediaでは高野山真言宗としているが、静岡県の宗教法人一覧表では単立寺院となっている)
 深山の寺で、かつては訪ねる人も少なかったと思われる。今はすぐ近くまで車で行けるようになったが、観光寺院ではないので、相変わらず参詣者が多いとはいえないようだ。
 寺地は広く、15ヘクタールほどあるらしい。その大部分は木々に覆われている。
 巨木も多く、旧環境庁時代の「日本の巨樹・巨木林 東海版」によれば、推定される巨木の数は30本。ほとんどはスギである。
 なかにひときわ目を引く大杉があって、それが左図のスギだ。幹囲は7mを超え、寺叢の頭領としての貫禄がある。
 薄曇りの日曜日午後2時頃。約1時間滞在したのだが、私の他に人影はなし。
 静謐な空間と豊かな時間を授けて貰った感じ。
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