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名称 綾部神社の旗上げイチョウ (あやべじんじゃのはたあげいちょう) 名称の典拠 なし 樹種 イチョウ 樹高 32m(注1) 目通り幹囲 6.7m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 佐賀県三養基郡みやき町原古賀(注2) 〃 3次メッシュコード 5030−03−25 〃 緯度・経度 北緯33度21分37.6秒 東経130度26分28.1秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2012年7月29日 注2)2005年3月1日、三養基(みやき)郡内の3町が合併して「みやき町」誕生。旧行政区は三養基郡中原町 鷹取山(403m)から南東に伸びる尾根の先端に綾部神社が鎮座している。 鎌倉時代初期、綾部四郎大夫通俊が鎌倉の鶴岡八幡を勧請したのが始まりという。そのため、綾部八幡宮とか綾部八幡神社と呼ばれることもある。 祭神には、応神天皇、神功皇后など八幡神社と関係の深い名前のほかに、風神の名も見える。むしろ「風の神様」として知られる神社なのである。 風に関わる独特の神事が伝えられている。 毎年7月15日、長さ18mほどの竹の先に、麻布(あさぬの)でできたほぼ30センチ四方の大きさの旗をつけたものを、締め込み姿の男衆がこのイチョウに登って、てっぺんちかくに取り付ける。これが「旗上げ神事」である。 この旗は、秋の彼岸の中日(秋分の日)の翌日に降ろされる。その間、宮司さんは、毎日朝夕、旗の靡(なび)き具合や、竹竿への巻付き方を観察して風雨の襲来や作物の出来具合を占うというもの。風を見て天気を予想するのだから、一種の天気予報でもあったわけだ。(みやき町観光情報サイトを参考) 旗上げのイチョウは、拝殿に向かって右手前。2本の株立ち。1本ずつ見れば、幹囲は3mほどだ。樹肌も若々しく、とても伝承される700年の樹齢はあるまい。 元祖「旗上げイチョウ」の子孫であるのかも知れないが。 |
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