ページタイトル:高倉神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:高倉神社のスギ(幹と並ぶ)

画像:高倉神社のスギ
名称 高倉神社のスギ (たかくらじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 33m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 京都府綾部市高倉町奥路
 〃 3次メッシュコード 5235−72−92
 〃 緯度・経度 北緯35度19分50.7秒
           東経135度16分41.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年6月4日

注1)環境省の2000年フォローアップ調査結果より
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による





 高倉町の集落は綾部市役所の北方約4km。周辺を綾部工業団地に囲まれた小さな谷の入口。
 高倉神社は、集落の北端に鎮座している。城山(標高257m)の南東麓。
 境内に掲げられた由緒略記によれば、宇治川の合戦で平家に敗れた高倉宮以仁王(もちひとおう)は、逃れる途中。流れ矢に当たってしまった。従臣は、敵を欺くため、偽りの死亡情報を流し、密かに当地まで落ち延びてきた。
 しかし、ついに当地に至って腹部の矢傷が悪化。治承4年(1180)6月9日、悲願かなわず落命してしまった。
 翌養和元年(1181)、以仁王の神霊を現在地に祀り、高倉天一大明神と称したのが高倉神社の始まりという。
 京都府登録文化財の拝殿に向かって左手前、社務所の向かい側に立つ大杉が神木とされている。幹が少し斜上し、縦に大きく裂け目が走っているけれども、樹勢は悪くない。
 この他に、本殿後方、少し離れたところ、大地主神社の額のある鳥居の先に夫婦杉もある。こちらは4.9mと4.7m(樹名板による)。なかなかのサイズではあるが、神木の大杉と比べれば、見劣りしてしまうことは否めない。
 夫婦杉の方は環境省データベースから漏れてしまった。
 
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