ページタイトル:薬王院のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:薬王院のスダジイ(幹と並ぶ) 名称 薬王院のスダジイ (やくおういんのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 千葉県鴨川市粟斗
 〃 3次メッシュコード 5240−50−57
 〃 緯度・経度 北緯35度07分53.6秒
           東経140度05分34.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年5月18日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による





 鴨川市役所から直線距離にして北へ約2km。待崎川(まちざきがわ)の右岸山裾に真言宗智山派慈永山薬王院がある。
 創建年代は不詳だが、薬師堂(千葉県指定文化財)の柱に正保5年(1648)に建立されたことを示す墨書があるらしい。また宝暦14年(1764)の本堂建立棟札には、「慈永山薬王院第十七世権大僧都法印勝範」と書かれているそうで、仮に1世あたり20年とすれば17世前は340年前となる。かなり昔からのお寺なのだろう。
 スダジイは、薬師堂に至る石段に向かって左手。樹林の縁に立っている。
 かつての主幹が失われた後、側枝が大きくなって現在の樹形を作ったようだ。
 太い幹が上から下まで貫くような姿の大シイに比べれば迫力に欠ける嫌いはあるけれども、シイ巨木のほとんどない新潟県に住む私にとっては、これでも十分な大きさである。
ボタン:千葉県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る