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画像:駒つなぎ桜

画像:駒つなぎ桜の花
 駒つなぎ桜の花
名称 駒つなぎ桜 (こまつなぎざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 4.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 富山県氷見市粟原字湊
 
〃 3次メッシュコード 5536−17−85
 
〃 緯度・経度 北緯36度49分34秒
           東経136度56分07秒
富山県指定天然記念物(1965年10月1日指定)
撮影年月日 2005年4月16日

注1)富山県教育委員会と氷見市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 この辺りの字名を「湊(みなと)」という。案内板によれば、万葉集に「布勢水海」と歌われた潟湖が、かつてこの近くまで広がっていた。天平(729〜49)の頃、越中国司大伴家持が布勢水海を舟で渡り、この地に舟を泊めた。山越えのため、馬をサクラに繋いだことから「駒繋ぎ桜」と呼ばれるようになった、ということである。
 この地に大伴家持に纏わる伝承は多い。が、いくらなんでも、家持の馬を繋いだのがこの木だというのは、ちょっと無理があろう。
 サクラは小さな塚の上に立っている。かなり衰弱が進んでいるようだ。幹表面の大部分を着生植物が覆っている。人が根元に入ることを防止する柵も壊れたままである。
 疎らにはなってしまったが、それでも健気に花をつけている。ちょっと退くと全景を写し取れそうなのだが、手前の若いソメイヨシノ(これも樹勢は良くない)が邪魔をしているのが残念である。
 
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