ページタイトル:馬酔木沢の桜 当サイトのシンボルマーク

画像:馬酔木沢の桜 名称 馬酔木沢の桜 (あせみざわのさくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 3m(注3)
推定樹齢 200年(注2)
所在地の地名 福島県田村市都路町岩井沢字馬酔木沢
 〃 3次メッシュコード 5640−15−57
 〃 緯度・経度 北緯37度28分07.3秒
           東経140度43分08.6秒
田村市指定天然記念物(2005年4月18日指定)
撮影年月日 2025年4月19日

注1)田村市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)まったくの目分量





 「馬酔木」と書いて、普通は「アセビ」と読む。
 アセビは、早春に釣鐘形の白い小さな花をたくさん密につける常緑灌木の名。牧野新日本植物図鑑の説明に、『有毒植物で、(中略)馬が葉を食べると苦しむといい、馬酔木ともいわれる』とある。
 樹名の馬酔木沢は地名。かつてこ辺りにアセビがたくさん自生していたのだろうか? ただし、「あせざわ」ではなく「あせざわ」と読む。
 「中作の種蒔き桜」に隣接する旧岩井沢(いわいさわ)小学校の前から、国道282号を東に500mほど進むと、左側の路傍に日本標準時の電波塔があって、塔の横に桜への案内表示が出ている。その先の三叉路を北に曲がって、あとは道なり。
 2kmほど走ると強梨(こわなし)集落に至り、「強梨の桜並木」が迎えてくれる。そしてその辺りから、300mほど離れた川向こうの山裾に、「馬酔木沢」の桜の姿が見える。
 桜が立つのは若い人工林の一角。周囲に十分な空間が確保されているのをみれば、地域の宝として大切にされているのだろう。
 訪ねた時はちょうど満開。
 まだ若い桜で、元気いっぱいというところ。
 これから徐々に貫禄を増してゆくことだろうと思われる。
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