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名称 朝日薬師堂のクスノキ
(あさひやくしどうのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 44m/31m(注1)
目通り幹囲 5.7m/5.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県朝倉郡筑前町朝日(注2)
〃 3次メッシュコード 5030−14−65
〃 緯度・経度 北緯33度28分13.5秒
東経130度34分05.5秒(注3)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月28日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年3月22日、朝倉郡内の2町が合併して筑前町誕生。旧行政区は朝倉郡夜須町
注3)これは霊安殿近くのクス(左下図)の位置
山家川(やまえがわ)右岸、国道200号の東に薬師堂があり、そこに2本のクスノキ巨木が立っている。
環境省データベースでは、樹高にかなりの差があることになっているが、見た感じでは、樹高も太さも同じくらいだ。多分、樹齢も同じようなものだろう。
下図の建物は薬師堂ではなく、霊安殿。そばに忠魂塔があるので、戦没者の霊を祀っているのだと思われる。
境内にはまた、孝子弥四郎の碑もある。
弥四郎は、安永8年(1779)、当地に生まれ、82歳まで生きた。父母には孝を尽くし、常に他人を敬う心を忘れなかった。その態度は牛馬に対しても同じで、決して鞭を当てることをせず、田畑に出るときは、自ら鞍を担いだという。
この奇特な行状を耳にした藩主黒田公は、弥四郎に褒美を与え、また今様の歌を作らせて讃えたそうである。
クスノキも、まだ若い時代に、弥四郎を見たことがあるかも知れない。 |
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