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名称 蟻通神社のクスノキ
(ありとおしじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 10mほか(注1)
目通り幹囲 5.7mほか(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 和歌山県田辺市湊
〃 3次メッシュコード 5035−43−70
〃 緯度・経度 北緯33度43分59.0秒
東経135度22分50.4秒
田辺市指定天然記念物(1970年10月31日、「蟻通神社の森」の名前で境内の樹木を一括指定)
撮影年月日 2014年3月20日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
JR紀勢本線紀伊田辺駅の西方約300m。繁華な市街地の一角に蟻通神社が鎮座する。商店街からは、南面する社殿の背後から境内に入ることになる。
蟻通の社号について案内板に説明があった。
法螺貝(ほらがい)に糸を通せという難題に、貝の口から流し込んだ蜜で、糸を結んだ蟻を誘わせ、巻き貝である法螺貝に見事糸を通した知恵者の神がいた。そこから蟻通神社とよばれるようになったそうだ。(祭神名には、該当しそうな神名は見当たらないが)
「蟻通神社の森」は、合併前の旧田辺市内の植物では最も早く天然記念物指定を受けた。市街地にあって、境内もそれほど広くないのだが、クスノキ巨木が林立する姿を後世に残したいと思ったのだろう。
ところが現在、クスノキたちの樹勢はあまり芳しくないようだ。私が訪ねた時は、体力の消耗を防ぐために大きく切り詰められた姿だった。
治療が功を奏し、緑の森が回復することを望む。 |
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