ページタイトル:荒木神社のクスノキ サイトのシンボル

画像:荒木神社のクスノキ(幹と並ぶ)

画像:荒木神社のクスノキ
名称 荒木神社のクスノキ
    (あらきじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 6.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県伊豆の国市原木(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5238−47−65
 
〃 緯度・経度 北緯35度03分34.7秒
           東経138度56分29.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年2月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)2005年4月1日、田方郡内3町が合併して伊豆の国市誕生。旧行政区は田方郡韮山町





 巨樹探訪を重ねていると、地名でも何でも、つい樹木に関連した読みかたをしてしまうが、原木は「げんぼく」ではなく、「ばらき」と読む。
 この地名についての考察が「静岡県の地名」(平凡社刊)に載っていた。
 当地は、承平年間(931〜38)に編纂された「和名抄」に見える田方郡茨城(むばらき)郷で、一方、また荒木神社も、康保4年(967)の神名帳に載る古い神社である。「むばらき」「あらき」が転じて「ばらき」になったのだろう、というのだ。1300年頃に成立した「吾妻鏡」には「蕀木」の文字が見えるという。
 いずれにせよ、荒木神社は、境内のクスノキよりは、ずっと長い歴史を持っている。ただし、もとから現在地に鎮座していたのかどうかは知らない。正徳5年(1715)の棟札があるらしいので、それより遅いことはあるまいが、今の場所では、果たしてどちらが先輩なのだろうか。
 最大のクスノキは、拝殿に向かって右手。
 目立った損傷もなく、樹勢も良い。
 まだまだ大きくなりそうである。
 
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