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画像:安良川の爺杉

画像:荒川神社参道

安良川神社参道
名称 安良川の爺杉 (あらかわのじいすぎ)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 9.9m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 茨城県高萩市安良川
 〃 3次メッシュコード 5540−05−56
 〃 緯度・経度 北緯36度42分53秒
           東経140度42分12秒
国指定天然記念物(1924年12月9日指定)
撮影年月日 2004年2月7日

注1)1991年に旧環境庁が刊行。国の天然記念物指定名称は「安良川の爺スギ」と樹種部分がカタカナ。現地の案内板の標記も同じだが、従来より呼び慣わされた固有名にカタカナは似合わないと、私は思う。なお「爺杉」の読み方を「ジジスギ」、「オヤジスギ」としている資料もあるが、現地の案内板のルビに従った
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による
注3)平成3年(2001)3月に高萩市教育委員会が設置した案内板による





 平凡社「茨城県の地名」によれば、安良川八幡宮の祭神は応神天皇・日女大神・神功皇后の3柱。花山天皇(在位984〜6)の勅命を受けて、寛和元年(985)に創建されたと伝える。はじめ海岸近くにあったが、寛治年間(1087〜94)に多賀郡の守護宇佐美左衛門時景が現在地に移して再建した。
 現在の安良川八幡宮は、市街地の西、丘陵の縁にある。長い立派な参道の両脇は、巨杉の樹林である。込みすぎず、疎らすぎず、適度な密度で育っている。
 目指す爺杉は社殿の背後に立っている。
 近年の調査で、地際が大きく空洞化し、樹勢がずいぶん衰えていることがわかった。そのため、空洞を塞ぎ、倒壊を防ぐため頂部を10mほど切除したらしい。対策が功を奏したらしく、現在は樹勢が安定しているように見える。
 訪ねたとき、ちょうど社殿の改修中であった。今はシートで覆われているが、平成17年(2005)末までには完成の予定である。
 
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