ページタイトル:青玉神社の夫婦杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:青玉神社の夫婦杉


画像:青玉神社
 青玉神社
名称 青玉神社の夫婦杉
    (あおたまじんじゃのめおとすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 49m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注1)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽(とりま)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234−67−24
 〃 緯度・経度 北緯35度11分22秒
           東経134度55分43秒
兵庫県指定天然記念物(1968年3月29日、「青玉神社の大スギ」の名称で境内のスギ7本を指定。もちろん夫婦杉も入っている)
撮影年月日 2015年4月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による。2000年フォローアップ調査では幹囲を10.8mとしているがそんなに大きくはない
注2)1993年11月に兵庫県教育委員会が設置した案内板による
注3)2005年11月1日、多可郡内の3町が合併して多可町誕生。旧行政区は多可郡加美町





 国道427号沿いの道の駅「R427かみ」の向かい側に青玉神社が鎮座する。
 なかなか立派な社叢を持つ神社で、そのうち7本の大杉が兵庫県の天然記念物に指定されている。
 最大木は本殿に向かって左後方に立つ「夫婦杉」。1本のスギなのだが、8mほどの高さで2幹に分かれる姿を、仲の良い夫婦に見立てたのだろうか。夫婦円満と長寿の願いを受け入れてくれる神木とされているようだ。
 誰が書いたか、夫婦杉のそばに「夫婦円満の秘訣」なるものが記されていた。
 それによれば、「二十代は愛で/三十代は努力で/四十代は我慢で/五十代は諦めて/六十代は信頼で/七十代は感謝で/八十代は一心同体で/そしてそれからは空気のようなふれ愛で・・・」ということである。
 いかに「夫婦杉」の御利益があろうと、円満を保つには努力も我慢も必要だということなのだろう。また、本当の夫婦円満は、(熟年離婚の危機を乗り越えた)60代以後に達成できるものらしい。
 もちろん、ともに生き続けていることが前提である。
 案内板通りならば1千歳を超えて円満を保ってきた夫婦杉も、体力の衰弱には勝てないようで、今は、鎖の力を借りなければ一体であり続けることができなくなりそうな状態のようである。
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