ページタイトル:安照寺のシダレザクラ 当サイトのシンボルマーク

画像:安照寺のシダレザクラ 名称 安照寺のシダレザクラ
    (あんしょうじのしだれざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 伝承450年(注2)
所在地の地名 福島県南会津郡南会津町宮床(注3)
 〃 3次メッシュコード 5539−74−03
 〃 緯度・経度 北緯37度15分27.0秒
           東経139度32分34.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年4月22日

注1)合併前の旧南郷村教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2006年3月20日、郡内4町村が合併して南会津町となる。旧行政区は南会津郡南郷村





 伊南川(いながわ)右岸、宮床(みやとこ)集落と界(さかい)集落の間の山裾に真宗高田派来迎山安照寺がある。(国道289号「界ロックシェッド」の南口近くに安照寺への登り口あり)
 上記案内板によると、安照寺は嘉禄元年(1225)の創立。開基は法眞。当初は伊南、寺沢にあったが天文年間(1532〜55)に第14世宗玄が現在地に移した。このシダレザクラはその時に植えられたと伝えられているようだ。
 このあたり一帯が天領であった頃、享保5年(1720)に大規模な一揆(南山御蔵入騒動)が起きた。一揆ではこの安照寺も近隣における謀議の場となったらしい。
 当地で指導的立場にあったのは境村(現在の界?)名主斎藤兵左衛門。のち首謀者の一人として捕らえられ、江戸で斬首された。
 その兵左衛門の供養碑が安照寺境内にある。
 左図のシダレザクラは、供養碑に至る階段の脇に立っている。
ボタン:福島県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る