ページタイトル(熊野神社の大欅) サイトのシンボル

画像:熊野神社の大欅_1

画像:熊野神社の大欅_2
名称 熊野神社の大欅
    (くまのじんじゃのおおけやき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 群馬県安中市安中3丁目
 
〃 3次メッシュコード 5438−37−92
 
〃 緯度・経度 北緯36度19分54秒
           東経138度54分01秒
安中市指定天然記念物(1962年3月27日指定)
撮影年月日 2004年7月18日

注1)正式な天然記念物指定名称は、単に「大欅」。それでは味気ないので、所属する神社の名を冠した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)安中市教育委員会が設置した現地の案内板による(設置年月不詳)





 安中市街地の細い路地を入ったところに熊野神社がある。永禄2年(1559)、安中忠政がこの地に築城する際、鬼門の守りとして熊野三社を勧請したものである。
 安中市文化財の社殿に向かって進むと、左手石垣上に大ケヤキが立っている。と言っても、太い1本の幹が横に張り出しているだけなので、「立つ」というより「横たわる」の表現の方が適当かも知れない。
 案内板に「落雷により樹身の三分の二が崩れ落ち」たとあるので、以前は3本の幹を有していたようだ。
 板倉勝明(1809〜57)編「安中志」の「大榎社地にあり、中うろにして近郷に珍しき大木なり」の記述も紹介されている(ケヤキとエノキの混同は、しばしばあることだ)。空洞はあっても、樹勢は悪くなかったのだろう。当時の姿を想像しようと試みたが、思い及ばなかった。
 ケヤキは熊野神社以前、当地にあった鎮守諏訪社の御神木だったと伝承されている。推定樹齢は、そのあたりによると思われる。
 
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