ページタイトル:案内神社の大クス サイトのシンボル

画像:案内神社の大クス(幹と並ぶ)_1

名称 案内神社の大クス
    (あんないじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 徳島県阿波市吉野町柿原字シノ原(注4)
 〃 3次メッシュコード
       5134−12−17
 〃 緯度・経度
       北緯34度05分42.5秒
       東経134度20分17.4秒
徳島県指定天然記念物
       (1958年7月18日指定)
撮影年月日 2010年7月30日
画像:案内神社の大クス(幹と並ぶ)_2

画像:案内神社の大クス(全景)
注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年4月1日、板野・阿波両郡にまたがる4町が合併して阿波市誕生。旧行政区は板野郡吉野町





 祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)。
 案内神社とは変わった社号だが、平凡社「徳島県の地名」に説明があった。
 寛保(1741〜44)の改神社帳(じんじゃあらためちょう)には、案内宮の名で掲載され、藤原親家の霊を祀っていると記されているらしい。
 親家は、平清盛に敵対する同志が鹿ヶ谷に集まって謀議したとされるメンバーの一人、藤原西光(出家前の名は師光)の6男で、寿永4年(1185)、源義経が屋島の戦いに赴く際、その案内をしたとされている。
 祭神の猿田彦命は天孫降臨の道案内をつとめ、親家の父西光は、いわば平家打倒の先導の役割を果たした。いわばこれら案内人たちに因んだ社号らしい。
 この話にクスノキは出てこない。
 クスノキは、純粋にその巨体ゆえに県の天然記念物に指定されたわけだ。
 境内の最奥部で、外側に少し傾いて立っている。
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