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画像:安居寺の大ケヤキ

画像:安居寺の大ケヤキ(幹と並ぶ)
名称 安居寺の大ケヤキ (あんごじのおおけやき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 9.5m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 富山県南砺市安居(やすい)(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5436−77−11
 〃 緯度・経度 北緯36度36分05.3秒
           東経136度53分07.4秒
福野町指定天然記念物(1962年7月24日指定)(注4)
撮影年月日 2003年8月7日

注1)天然記念物指定名称は単に「大ケヤキ」。それでは素っ気ないので、私が勝手に所有者の寺号を冠した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の樹名柱(福野町教育委員会が設置。設置年月不詳)による
注4)平成16年(2004)11月1日、8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は東礪波郡福野町





 弥勒山安居寺は、寺伝に養老2年(718)開創と伝える真言宗の古刹。聖武天皇(在位724〜49)のとき勅願所に定められ、壮大な伽藍が建立されたという。ケヤキが芽生えるまだずっと前の話である。
 木曽義仲の北陸進軍や戦国時代の兵乱などで焼失の憂き目を見たが、前田利家の祈願所となって以来、世情の安定を背景に、寺運も隆盛した。ケヤキはその頃から浮世を眺めてきたことになる。
 現在の安居寺は、広大な境内に江戸時代初期の伽藍が散在し、静かな良い雰囲気の寺である。
 大ケヤキは石段の上、長屋門の手前に立っている。立ち上がってまもなく2幹に分かれ、うち1本はさらにその2mほど上で再び2幹に分かれている。
 葉の繁り具合や幹肌を見る限り、樹勢は良さそうだ。まだしばらくは元気な姿を見せてくれそうである。
 
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