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画像:熊野神社のクスノキ

画像:熊野神社とクスノキ
名称 熊野神社のクスノキ (くまのじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 7.3m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 静岡県静岡市葵区安東1丁目
 
〃 3次メッシュコード 5238−33−71
 
〃 緯度・経度 北緯34度59分06.9秒
           東経138度23分11.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年12月26日


注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 熊野神社のほぼ中央に立つクスノキ。
 ご覧のように、途中からほぼ同じ太さの3幹に分かれている。融合木のような気もするが真偽は不明。御神木とされているらしく、幹には注連縄。
 祭神は伊邪那美命(いざなみのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)ほか2柱。案内板によれば、和銅4年(711)の棟札が現存しているという。長い歴史を持つ神社なのだ。
 場所は駿府城の北北東600m。城からは鬼門の方角に当たる。神社の霊験の方も、天明8年(1788)に禁裏からマムシ除けの神符を奉るよう命が下るなど、重きを置かれた。大政奉還後、静岡に閑居した徳川慶喜公から、鳥居が奉納されたこともある。
 今は古くからの住宅地の中。地域の氏神様である。境内は「安東公園」となり、近くに住む方々の憩いの場となっている。また、災害時の避難場所としても指定されているようだ。
 人々の暮らしと結びついた神社であり、クスノキである。今後も生活に寄り添い、ともに繁栄して欲しいと願う。
 
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