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名称 天宮神社のナギ (あめのみやじんじゃのなぎ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 ナギ 樹高 15m(注2) 目通り幹囲 4.0m(注2) 推定樹齢 伝承1000年以上(注3) 所在地の地名 静岡県周智郡森町天宮 〃 3次メッシュコード 5237−27−05 〃 緯度・経度 北緯34度50分38.0秒 東経137度56分04.2秒 静岡県指定天然記念物(1954年1月30日指定) 撮影年月日 2020年10月2日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による 注3)上記案内板による 太田川右岸、町立森中学校の東に天宮神社が鎮座する。天竜浜名湖鉄道遠州森駅からは、太田川の上流方向に、直線距離で1.6kmほどのところ。 主祭神は、田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の3柱。いわゆる宗像三女神だ。 天宮神社の公式ウェブサイト(このほかに古い版もある)によると、欽明天皇(在位539〜571とされている)の頃、『小碓命(おうすのみこと=日本武尊)後裔太田の君、守の君の氏族が先祖の遺跡を訪ねてこの地を開き、筑紫の国宗像の御神霊を迎え大氏神として鎮斎』したことに始まると伝えられているらしい。 広い境内を有し、古い歴史を伝える立派な神社を、近年、相次いで台風が襲った。 平成23年(2011)9月21日の台風15号では、強風による倒木18本。本殿と拝殿の屋根を倒木が直撃して、いずれも半壊。その他、甚大な被害があった。(上記の古い版に被害写真が掲載されている) 平成30年(2018)9月30日、今度は台風24号が襲う。倒木は60本以上。前回被害の後再建された社殿は無事だったが、一の鳥居が倒壊するなど、今回も大きな被害が出た。 私が参詣した際も、まだ倒木の一部が転がっており、境内には「寄付のお願い」が大きく掲示されていた。(こころばかりの僅かな金額ではあるが、私もお賽銭を多めに納めさせていただいた) 左図のナギが立つのは社殿前広場、社殿に向かって右側。 幸い、ナギに被害は無かったように見える。 境内に立っていた背の高い木々が、わが身を犠牲にして守ってくれたのかも知れない。 |
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