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名称 天忍穂耳神社のクスノキ
(あめのおしほみみじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 7.8m(注1)
推定樹齢 350年前後(注2)
所在地の地名 福岡県小郡市山隈
〃 3次メッシュコード 5030−04−87
〃 緯度・経度 北緯33度24分15.8秒
東経130度35分44.0秒
小郡市指定天然記念物(2003年11月25日指定)
撮影年月日 2012年7月28日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)現地の案内板(小郡市教育委員会と今隈区大クス保存会が連名で設置)による
大刀洗町との境界近く、甘木鉄道今隈駅の北東150mほどのところに天忍穂耳神社が鎮座している。
記紀神話では、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)は、葦原中国(あしはらのなかつくに)に降臨した瓊瓊杵命(ににぎのみこと)の父にあたる。稲作の神とされているようだ。
私が訪ねたときは、ちょうど夏祭りの準備中。多くの方々が忙しそうに動き回っておられた。
平成15年、「天忍穂耳神社境内大クス」の名称で天然記念物指定を受けたクスノキだが、社殿から離れて、境内の端。むしろ、道路脇と形容した方がぴったりしそうな位置に立っている。
今隈の地を開いた田籠彦右衛門なる人物が、恵蘇八幡のクスを植え、それを中心に村を形成したという伝承があるらしい(案内板より)。
それがこのクスなのかどうかは知らないが、今隈村に神木とされるクスノキが1本あったことが「寛延記」(1750頃)に記されているらしい。(これも案内板より)
大クスノキは、いかにもクスノキらしい力強い根張りを示している。
樹冠には大枝の切断痕が多く見られる。道路側の枝がより多く切られているのは、通行の安全を考慮してのことだろうか。残念なことだが、境内中央部に立つ場合のようにはいくまい。
幸い、残された枝は、緑濃い葉をつけている。
小郡市内では最大幹囲を有するクスノキである。 |
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