ページタイトル:雨滝のカツラ 当サイトのシンボル

画像:雨滝のカツラ

画像:雨滝のカツラ(対岸から)
 対岸から見たカツラ

画像:雨滝のカツラ(幹と並ぶ)
名称 雨滝のカツラ (あめだきのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 8.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 鳥取県鳥取市国府町雨滝(注2)
 〃 3次メッシュコード 5334−13−72
 〃 緯度・経度 北緯35度28分41秒
           東経134度24分13秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年9月25日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2004年11月1日、鳥取市に合併。旧行政区は岩美郡国府町





 県道31号(鳥取国府岩美線)十王峠の南側で最奥の集落が旧国府町の雨滝である。瀑布としての雨滝からは2km以上離れているのだが、滝の名を集落名とするくらいだから、かなり古くから有名な滝だったのだろう。
 「雨滝」は、袋川の上流、支流の雨滝川の標高500m地点にある。幅4m。落差は約40m。訪問時には水量も多く、滝壺を打つ轟音が朝の空気をふるわせていた。平成2年(1990)には「日本の滝百選」にも選ばれている。


画像:雨滝
 落差40mの雨滝(あめだき)


 雨滝集落から滝のすぐ近くまで自動車道ができている。その先は中国自然歩道の一部となっているが、雨滝までならば、軽装でも気軽に訪ねることができる。
 駐車場に車を置き、雨滝への遊歩道を下る。
 川岸に出ると、対岸に「布引の滝」が見える。雨滝とは対照的な、優しげな滝だ。カツラはもうすぐそこ。雨滝を望む位置に立っている。
 今は、本当に8mもあるのだろうかと訝しくなりそうな姿だが、かつては、遙かに大きかったようだ。
 左中図は、対岸から見た姿である。8mは、右側の株のサイズだろうが、私には、かつては左側の株を含めた全体で1本のカツラだったように思われる。(案内板によれば、江戸時代の記録に、幹の周り20mとあるそうで、日本名木320本の一つとされていたとか(出典不詳))。その後、落雷により中央幹を失ったらしい。
 いつ頃、中央部を失ったのだろうか。失う前の姿を見てみたかったものだ。
 なお、余談だが、雨滝に詣でると、翌年は寒さに肌荒れすることもなく、美人になると言い伝えられているそうである。
 
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