ページタイトル:尼子晴久墓地のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:尼子晴久墓地のスダジイ 名称 尼子晴久墓地のスダジイ
    (あまごはるひさぼちのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 島根県安来市広瀬町富田(塩谷)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5333−01−25
 〃 緯度・経度 北緯35度21分25.6秒
           東経133度11分10.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年3月31日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2004年10月1日、安来市に合併。旧行政区は能義郡広瀬町





 月山富田城(がっさんとだじょう)の西麓に、尼子晴久(あまごはるひさ、1514〜61)の墓とされる宝篋印塔があり、その近くに左図のスダジイが立っている。
 低い崖の上に立ち、地際で複数幹に分かれて、それぞれが領分を分け合うように伸びている。
 野性の姿である。折損枝も多く、私が訪ねた時も、折れた大枝が幹にひっかかったまま朽ちかけていた。
 尼子氏の時代にはまだ芽ばえていなかったか、あるいは既に生を受けていたとしても、少なくともまだ巨木ではなかったであろうスダジイだが、その荒々しい姿に、戦さに明け暮れた晴久の生き方が重なるように思われた。 
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