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名称 天城神社のシイノキ
(あまぎじんじゃのしいのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スダジイ?
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 7.7m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県伊豆市湯ヶ島(宿)(注3)
〃 3次メッシュコード 5238−27−64
〃 緯度・経度 北緯34度53分25.4秒
東経138度55分51.4秒
伊豆市指定天然記念物(1990年9月28日指定)
撮影年月日 2009年2月16日
注1)天然記念物指定名称は「鳥居脇のお宮のシイノキ」。どうもしっくりこない名なので、失礼ながら、私のサイトでは標記の名で呼ばせていただいた
注2)環境省が2000年に行ったフォローアップ調査による
注3)2004年4月1日、田方郡内4町が合併して伊豆市誕生。旧行政区は田方郡天城湯ヶ島町
旧湯ヶ島町宿(しゅく)は、井上靖の「しろばんば」で知られる町だ。町を貫く国道414号の東、湯ヶ島小学校の南500mほどに、天城神社が鎮座している。(「しろばんば」には天城神社も登場するが、シイノキの話は出てこなかったように思う)
社殿に向かって右手、境内の端に、「お宮の椎の木」と呼ばれるスダジイ(?)が立っている。
パイプをいくつも束ねたような、スダジイ老木によく見られる形の幹には、びっしりと苔が生え、いっそうの風格を添えている。
これだけの姿ともなれば、畏敬の対象となるに十分。もうおいそれと人が手を加えられるものではない。御神木の仲間入りである。
案内板には、湯ヶ島が、日本のシイタケ人工栽培発祥の地だとあった。元禄(1688〜1704)の頃だそうである。
その頃、湯ヶ島周辺には、シイノキがたくさん自生していたのだろう。もちろん、このシイノキに勝る巨木もたくさんあったことだろう。
いまは、この木が、この辺りのシイノキの頭領である。
いつまでも元気でいて欲しいものだ。 |
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