ページタイトル:秋吉八幡宮のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:秋吉八幡宮のイチョウ 名称 秋吉八幡宮のイチョウ
    (あきよしはちまんぐうのいちょう)
名称の典拠 「やまぐち祈りの108樹
樹種 イチョウ
樹高 約32m(注1)
目通り幹囲 約11.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山口県美祢市秋芳町秋吉(注3)
 〃 3次メッシュコード 5131−22−53
 〃 緯度・経度 北緯34度13分02.9秒
           東経131度17分31.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月30日

注1)「やまぐち祈りの108樹」による
注2)同上。これは根周り。切除される前の細い蘖(ひこばえ)まで含めた全体の輪郭と考えてもいいかも知れない。見た感じではもっと細い。(主幹の目通りは約4.1mとされている)
注3)2008年3月21日、美祢市に合併。旧行政区は美祢郡秋芳町





 国指定特別天然記念物「秋芳洞」の南西約1.6km。経塚山(241m)の南麓に秋吉八幡宮が鎮座する。
 八幡宮が設置したと思われる案内板によると、萩藩が江戸時代末期に作成した地誌「防長風土注進案」に、嘉年中(848〜51)に百済国の帝が大津郡に漂着、ここに住んだ。その没後、帝の霊を祀って惣鎮守とした、というようなことが記されているらしい。毎年行われる祭礼に、野走浦の海潮を汲んで神前に供える神事があるようで、その起源を百済の帝に求めたものと思われるが、真偽の程は不明。
 建久3年(1192)、宇佐八幡宮より分霊を勧請。秋吉八幡宮ではこの年を創建年としているようだ。
 拝殿に向かって右手前に大イチョウが立つ。
 多くの蘖(ひこばえ)を伴う株立ちのイチョウである。
 蘖のなかには切除されたものも多く見られる。
 単幹のイチョウの蘖は鬱陶しいものだが、このイチョウの場合はもともと株立ちで、しかも幹の間隔が広く、統一感が弱い。生長を助けるための間引きは結構だが、蘖を大切に伸ばして千本イチョウの姿にした方が見栄えがするのではないだろうか。 
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