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名称 蓮光寺の大イチョウ (れんこうじのおおいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 伝承360年(注2)
所在地の地名 広島県東広島市安芸津町三津(注3)
〃 3次メッシュコード 5132−36−85
〃 緯度・経度 北緯34度19分19.4秒
東経132度49分07.5秒
東広島市指定天然記念物(2001年3月26日指定)
撮影年月日 2017年3月26日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)寛文10年(1670)、蓮光寺がこの地に移転した際に植えられたとされている
注3)2005年2月7日、東広島市に合併。旧行政区は豊田郡安芸津町(あきつちょう)
JR呉線安芸津駅の北450mほどの市街地に、浄土真宗本願寺派朗詠山蓮光寺がある。
当初は現在地の北西にあたる旧中之村歳実にあったようだが、寛文10年(1670)、現在地に移転。その記念樹として植えられたのがこのイチョウだという。
瘤だらけの異様な姿のイチョウだ。
東広島市公式ウェブサイト中の「東広島てくてくマップNo.10」によれば、今からおよそ260年前。蓮光寺は大化に見舞われ、本堂・庫裏は全焼。このイチョウも燃えた。
枝は焼け落ちてしまったが、根幹は生き残り、今に生命を繋いでいる。この瘤は、「猛火に耐えた痛みの記憶」だとのことである。
最近、樹勢に翳りが見えてきたため、昨年(2016年)樹勢回復措置を実施するとともに、イチョウの近くへの車の進入を禁止した。
その件について「参拝者の皆様へお願い」と題する説明が掲示してあったが、その丁寧な文章に、ご住職の温厚篤実なお人柄とイチョウへの愛情が感じられた。
イチョウには、是非とも元気を取り戻してもらいたいものである。 |
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